Daijiro Taira

学習・有機化学ブラウザで動く

有機電子論チューター

有機反応の「電子の動き(巻矢印)」を、自分で予測する練習ができる Web アプリです。各問題は『生成物(ゴール)』だけ先に見せ、問題図と解答は隠した状態。まず頭の中で電子移動を予測し、めくって公式の機構と照らし合わせて学べます。

有機電子論チューター の操作の様子
問題を開くと、まず反応式(問題図)を確認 → 電子移動を予測 → 『解答を見る』で巻矢印つきの公式機構をめくって答え合わせ(実画面を自動操作して録画)。

同じサイトに有機電子論の教科書(全26章)も収録しています。

使い方

  1. 問題と教科書を選ぶ

    問題と教科書を選ぶ

    トップに有機電子論の教科書(全26章)と、O62-A の演習問題(全78問)の一覧。タイトルをクリックすると各レポートが開きます。

  2. 予測する

    予測する

    各問は生成物(ゴール)を先に提示。問題図は折りたたみ(開くと生成物まで見える)。Tier1(注目する官能基)→Tier2(電子論的根拠)→Tier3(律速段階)の段階ヒントを見ながら、電子移動の経路を自分で予測します。

  3. 解答を見て確認

    解答を見て確認

    『✅ 解答を見る』をクリックすると、巻矢印つきの公式機構・解説が開きます。自分の予測と照らし合わせて確認。参考文献(DOIリンク)付き。

ダウンロード

仕組みと使った技術

全体の流れ

  1. 各問題について、生成物(ゴール)・問題図・試薬・条件と、Tier1(注目すべき官能基/原子)→Tier2(電子論的根拠)→Tier3(律速段階・鍵結合)の段階ヒント、巻矢印つきの公式機構(解答)をまとめた HTML レポートを用意する。
  2. レポートでは問題図と解答を折りたたみで隠し、まず生成物だけを見せて学習者に電子移動を予測させる(predict モード)。
  3. 『解答を見る』を開くと巻矢印つきの機構・解説と参考文献(DOI)が表示され、予測と照らし合わせられる。
  4. 有機電子論の教科書(全26章)も同じサイトに HTML で収録し、問題と相互に行き来できる。
  5. これら一式の HTML を Cloudflare Workers で配信し、インストール不要の Web アプリとして公開している(以前のローカル CLI 版は廃止)。
  6. 段階ヒントや解説の文面は、清書解説や教科書を根拠に Gemini で作成した(あらかじめ生成し、成果物を配信)。全78問の解説は詳細版・簡易版のレポート PDF としてもまとめてある。

使った技術

Cloudflare Workers
問題レポート・教科書一式の HTML を配信する公開基盤。
HTML / CSS
レポート・教科書・折りたたみ(予測→解答)のUI。
Gemini(LLM)
段階ヒントや解説の文面を、清書解説・教科書を根拠に生成(あらかじめ作成)。

実装の工夫

  • 問題図と解答を折りたたみで隠し、「生成物 → 予測 → 解答」の順に体験させる predict モードを中心に設計した。
  • ヒントを Tier1 → Tier3 の段階式にして、いきなり答えを見せないようにした。
  • 巻矢印つきの公式機構と参考文献(DOI)を必ず添え、根拠に当たれるようにした。
  • 有機電子論の教科書(全26章)を同じサイトに収録し、問題と相互リンクした。
  • 全78問の解説は詳細版・簡易版の全解説レポート(PDF)としてもまとめ、ダウンロードできるようにした。
  • 以前のローカル CLI 版は廃止し、Cloudflare Workers 配信の Web 版に一本化した。

用語

Cloudflare Workers
コードや静的ファイルを世界中のエッジで配信できるサーバーレス基盤。このアプリの公開先。
HTML / CSS
問題レポート・教科書・折りたたみUIなど、画面そのものを作っている技術。
Gemini(LLM)
Googleの大規模言語モデル。段階ヒントや解説の文面を、清書解説・教科書を根拠に作成するのに使った。
巻矢印(curved arrow)
有機化学で電子対の動きを表す矢印。反応機構を書く基本記法。
predict(予測)モード
答えを隠して、生成物から反応の道筋を自分で予測させる学習モード。